妊娠中は急激にホルモンが変化する為体がなかなかついていきませ
妊婦さんで多い悩みは腰痛、便秘、頭痛などです。
今回は便秘にスポットを当てて説明していきたいと思います。
目次
便秘になる理由とは?
妊娠すると妊婦の6割以上が便秘になりやすいと言われています。
原因としては、妊娠中に増えるホルモンの一種であるプロゲステロ
また、赤ちゃんが入っている子宮が大きくなるにつれて、裏側にあ
便秘の治療法とは?
便秘を放置してしまうと直腸に便が溜まり、血管を圧迫してしまう
また妊婦さんではお腹の張りに繋がります。
なので速やかになんらかの治療を行う必要があります。
治療法としては、生活習慣の改善や食事療法、ストレスを軽減する
それでも便秘が改善されない場合には、便秘薬による薬物療法を行
妊娠中でも使える便秘薬はいくつかありますが、種類によっては胎
生活習慣の見直し
妊娠中は情緒が不安定になりますく、さまざまな理由からストレス
しかし、ストレスを溜めてしまうと自律神経が乱れてしまい、腸の
そこで、毎日簡単にできる方法を紹介します。
入浴
シャワーで済ませるのではなく、浴槽にお湯をためてじっくり浸か
体が冷えていると腸の動きが鈍くなるので、お湯に浸かって体を温
睡眠
腸の動きと深く関係している副交感神経は、体がリラックスしてい
副交感神経は夜22時~深夜2時の間に最も活性化するので、早め
水分補給と食事
産後、特に授乳中の女性は、1日600mlから800mlの水分
そのため、体内の水分量が減ってしまい水分不足になってしまう人
成人男女が1日に摂取する水分量は1.5L~2L程度と推奨され
授乳中の女性の場合は、母乳分を考慮した3L~4L程度の水分を
食事は食物繊維の多い食材を意識して摂取することです。
中でも妊娠中にオススメなものは、わかめや昆布などの海藻類やこ
食物繊維はもちろん、ビタミンやミネラルも豊富な栄養価の高い食
ストレスの軽減
妊娠中はホルモンバランスが急激に変化します。産後は赤ちゃんの
ストレスは蓄積すると便秘を引き起こす原因にもなってしまうので
配偶者に気持ちを吐露したり、美味しいものを食べたり、ショッピ
それでも改善しない場合には、1日20分の散歩を毎日続ける、軽
歩くことで気持ちを落ち着かせるドーパミンなどのホルモンが分泌
妊娠中や産後の女性には激しい運動は禁物ですが、運動によって腸
安産だった方は毎日散歩をしていたという方が多いですので、この
便秘のお薬
生活習慣の見直しや食事、運動療法でも便秘が解消されない場合に
緩下剤
マグラックス錠、マグミット錠(酸化マグネシウム)
便中の水分を増やすことで便を軟らかくし、便通を促します。 習慣性が少ない為、長期的な内服も可能です。
消化管から吸収されず、腸管内でのみ効果を示すため、 赤ちゃんへの影響は無いとされています。
大腸刺激性下剤
アローゼン、センノサイド、プルゼニド(センノサイド)
大腸を刺激して腸の動きを活発にして排便を促します。 効果が得られやすい反面、習慣性があるため長期間の服用には向か
医療機関では酸化マグネシウムなどの作用がやさしいものから処方
理由は酸化マグネシウムは体内にほとんど吸収されず、効き目が穏
妊婦が下剤を大量に服用すると、子宮の収縮を誘発する恐れがある
通常の使用量であれば安全です。
酸化マグネシウムなどで効果がみられない場合には、プルゼニドや
しかし、これらの下剤は作用が強いです。強力である反面、クセに
まとめ
簡単に言うと
酸化マグネシウム=便を柔らかくする作用
ラキソベロン=便を外に押し出す作用
妊婦の場合は
押し出す力が弱まっているので、どちらかと言うと後者のプルゼニ
体の急激な変化で心も体もなにかと大変ではありますが、ゆったり
ここまで読んでいただきありがとうございました
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